mablクレデンシャル
ブラウザテストでのmablクレデンシャルの使用
mablクレデンシャルは、mablの特別な変数タイプの1つです。mablクレデンシャルの値は、お客様固有の暗号化キーで暗号化されてから、mablのデータベースに追加されます。
このガイドでは、mablクレデンシャルを作成してブラウザーテストで使用する方法の概要を示します。
mablクレデンシャルの作成
mablクレデンシャルを追加するには、左側のナビゲーションの [Configuration] をクリックし、[CREDENTIALS] タブを選択します。mablクレデンシャルを作成できるのは、ワークスペースの所有者と編集者だけです。

ワークスペースへのクレデンシャルの追加
以下のタイプのクレデンシャルを作成できます。
- Basic
- Basic with MFA
- Cloud
- Cloud with MFA
Basic
Basicクレデンシャルは、ユーザー名とパスワードで構成されます。これは、ローカルおよびクラウドでのテストのトレーニングと実行に使用できます。
Basic with MFA
Basic with MFAクレデンシャルは、ユーザー名、パスワード、MFA認証秘密コードで構成されます。これは、ローカルおよびクラウドでのテストのトレーニングと実行に使用できます。
Basic with MFAクレデンシャルの秘密コードの更新とクリアはできますが、既存の秘密コードを読み取ることはできません。
Cloud
Cloudクレデンシャルは、ユーザー名とパスワードで構成されます。Cloudクレデンシャルはクラウド実行にのみ使用できます。
Cloudクレデンシャルの使用は、秘密データを扱う際に推奨されます。ユーザー名とパスワードは更新できますが、一度クレデンシャルを保存すると、パスワードを読み取ることはできません。
Cloud with MFA
Cloud with MFAクレデンシャルは、ユーザー名、パスワード、MFA認証秘密コードで構成されます。Cloud with MFAクレデンシャルはクラウド実行にのみ使用できます。
秘密データを扱う際には、Cloud with MFAクレデンシャルの使用を推奨します。ユーザー名、パスワード、秘密コードは更新できますが、一度保存したパスワードまたは秘密コードを読み取ることはできません。
mablクレデンシャルの割り当て
テスト
クレデンシャルは、新しいブラウザーテストの作成時に割り当てることができます。クレデンシャルは、[Show advanced options] セクションのドロップダウンとして表示されます。Cloudクレデンシャルはテストのトレーニングには使用できません。
プラン
プランレベルでクレデンシャルを割り当てることもできます。
- [Login credentials required] をオンにします。
- ドロップダウンからクレデンシャルを選択します。
プランレベルで設定されたクレデンシャルは、テストレベルで設定されたクレデンシャルをオーバーライドします。
注
1つのプランには、1組のmablクレデンシャルしか割り当てられません。プラン実行でmablクレデンシャル (
app.defaults.username
およびapp.defaults.password
) を使用するすべてのテストは、同じクレデンシャルのセットを使用します。
mablクレデンシャルを使用したトレーニング
新しいブラウザーテスト
新しいブラウザーテストが既存のプランの一部である場合、クレデンシャルがプランレベルで割り当てられている必要があります。
新しいブラウザーテストが新規プランの一部であるかプランなしの場合、[Show advanced options] セクションでクレデンシャルを選択します。
既存のテスト
既存のブラウザーテストをトレーニングする際に、[Edit test configuration] モーダルで、トレーニングセッションで特定のクレデンシャルのセットを使用するように設定できます。

Trainerでは、mablクレデンシャルはapp.defaults.usernameおよびapp.defaults.passwordと表示されます
Cloudクレデンシャルはテストのトレーニングには使用できません。
mablクレデンシャルを使用したテストの実行
プラン実行
テストをプランの一部として実行する場合、プランに割り当てられたクレデンシャルがテストで使用されます。別のクレデンシャルのセットがテストに割り当てられている場合、プランレベルのクレデンシャル値のセットによってオーバーライドされます。
注
mablクレデンシャルは環境固有のものではありません。アプリケーションへのログインの際に、環境ごとに異なるクレデンシャルが必要な場合は、環境変数を使用してアプリケーションにログインします。
アドホック実行
テストをアドホックで実行する場合、テスト実行を開始する前に、[Ad hoc cloud run] パネルでクレデンシャルのセットを選択できます。
注
Cloudクレデンシャルはローカルアドホック実行には使用できません。
mablクレデンシャルを使用したテスト実行の確認
テスト実行で使用されたクレデンシャルのセットを確認するには、[mabl test run setup click to view logs] セットアップステップをクリックします。クレデンシャルがテストに渡されたら、それらはこのステップのログに記録されます。
次のスクリーンショットでは、テスト出力ページに、このテスト実行で "admin" クレデンシャルが使用されたことが示されています。

テスト結果ページでのクレデンシャルの確認
Updated almost 2 years ago